空想日記

底辺青学生のブログ

ディアルガ VS パルキア VS ダークライを観た感想を語る


こんにちは。再上映3作目のディアルガ VS パルキア VS ダークライを見てきました。個人的にはこの作品が人気上位にくるとは思わなかったので意外でした。

いつもは自分の備忘録を兼ねたブログということでストーリーをそこそこ描写しながら書いていたのですが今回はそのスタイルにすると失速しそうな気がしたのでそこまでストーリーを追わず短めに簡潔に綴ります。

 

私ダイパ世代に片足突っ込んでいる謎の立ち位置なんですが、この映画辺りから当時の記憶があります(見に行ってはないけど)。アニメの方は結構見ていたので懐かしさを覚えました。ただ大好きといえるほどの作品ではないので語りが粗雑になりそう。

 

今回の再上映3作品の中でこれだけ唯一短編映画がないんですよね。3週続けてみると意外とこれがしっくりこないもので、いきなりディアルガパルキアがバトルしているシーンからスタートするとついていけないという。その分本編で厚みを持たせてくれればいいんですけどね。

 

ストーリーはアラモスタウンに向かっているサトシ達がアリスと出会うところから始まります。早速問題点を挙げてしまうと、このアリスの演技力。ポケモンは映画に特別ゲストを呼んでますが、これが毎回謎采配で今回はそれが顕著に表れているというか、普通に見ていても明らかに気になる。これは声優が問題なのではなくて呼んでる制作サイドの問題なんですけどもね。アリスはなかなかストーリーに深くかかわるキャラなのでせめてそこに配役するのはやめて欲しかったというのが正直なところ。

 

アリスがバックのTogetherと共に街紹介をするところなんかは水辺が写されたりとどこかアルトマーレを感じるような。この雰囲気はほとんど生かされませんが。ただこれ以降バトルとダークライとの人情シーンで大部分が構成されるので一応書いておきました。

 

初めて姿を現したダークライは敵っぽい見た目と口調で疎まれたけどだんだんと本当のダークライが見えてくるというストーリーです。あとはディアルガパルキアが喧嘩しているだけ。この映画はラティアスジラーチとは違いバトルの迫力に重きを置いているなあという実感がします。もうちょっとストーリー重視でもいいんですけどね。劇中ではディアルガパルキアが闘う理由は「なんらかの理由で時空のはざまで出会ってしまったから」という一点張りでしかも曖昧。

 

この映画を一言で表すと「ディアルガパルキアが喧嘩してて大迷惑、それをダークライが助けてくれた」という感じ。あとはサトシとヒカリも音盤セットで頑張ってたけど。ストーリーが手薄なのでべロベルト君とグレッグルの流星群跳ね返しくらいしか印象に残っているシーンがない。

 

音楽で争いを鎮めてっていうのは結構好きなんですがそのクライマックスにたどり着くまでサトシとヒカリが基本階段を上るだけというのがちょっと残念。明確に良い点を挙げるとすればモブのレベルが高いことでしょうか。

 

もう少しダークライの悪夢を濃く描写すれば、最初に悪者感を強くしつつもディアルガパルキアの戦いの事前予告の意味も強くできるのになあと感じました。サトシの悪夢はまだしもポケモンたちは浮いているだけでよくわかんないので一部のポケモンの悪夢をクローズアップするとか。他にもアリシアダークライの出会いをもっと細かく作るとか。変わり映えしないバトルシーンが多すぎてもったいないなと感じます。

 

よくこの作品のエンディングが高評価されているのを見ますが、改めてみて「どちらかに振り切ってほしい」と思いました。というのもサラ・ブライトマンが歌っているので当然全詞英語なんですがポケモンキッズにはわからないので下に字幕が出ると。全編英語の時点で大人向けなのは間違いないし、英語の歌を日本語訳したところで本来の良さが伝わるとも思えないので、この曲を採用する時点で字幕を付けない方がよかったんじゃないかなあと。こういう曲って成長して思い出したときにはじめて良さを実感できるものだと思うので。ただこの点は賛否両論ですかね。

 

ということでこの作品は悪目立ちはしないものの特別評価されるかと言われればそうでもないのかなあと考えてます。なのでこれが上位に来たのはなぜなんだろうと不思議に感じるばかりです。再上映という面でみると三部作の一つだけを上映するのは無理があるかもですね。終わり方もなんか続きそう感があるし。一作目だからまだましではありますが。

 

前述した通りやっぱり深入りするところはありませんでした。それでは。

 

ラティオス

 

aya-sas46.hatenablog.com

 

ジラーチ

 

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