空想日記

底辺青学生のブログ

日向坂全国ツアー&名古屋プチ観光with初夜行バス(備忘録)

こんにちは。日向坂の全国ツアーということで東京から名古屋まで遠征してきまして、せっかくなので文字に残しておこうという自分用でもある記事です。タイトルにある通り初めての夜行バスでもあったのでその反省会も含みます。ライブのネタバレというか感想含むので一応。嫌なら避けてください。

 

夜行バスは東京駅を深夜(特定ビビりなので時刻は書きませんが)に出発する便だったんですが、遠征慣れしていないかつ東京駅周辺に行くことが普段ないということで19時頃には東京駅に到着してました。もちろん前座ではあるんですが東京駅の周りにはなんでもあるんだなあと実感いたしました。

カビゴン(ポケセン)とか

おいしい味噌ラーメン(ラーメンストリート)とか。

ただ特に東京駅本体が圧巻で。

地方住みの人にも一度は見ていただきたいですね

 

 

どうせバスで座るし、の精神でほとんど歩きっぱなしで時間を潰し、乗り場である鍜治橋駐車場へと向かいます(ちなみに駐車場の待合室に入れるのは出発の20分前からでそれまでは入口付近で待機)。初めての人は早めにきて駐車場を下見しといた方がいいですね。なんせ東京駅が分かりずらいので。「南口?こっちでしょ」のように考えてると痛い目を見ることになります。ただ乗り場の名前さえ知っておけば交番とかで聞いたりできるので、初心者の人はとにかく早めに来さえすれば乗り遅れとかはないんじゃないでしょうか。

 

バスは普通のバスとは違い、運転席と客席は乗車中は布で仕切られてます。窓も布で仕切られているので外の景色を見ながら~とかではないのでご留意を。僕は夏休みで生活習慣が壊れているため、「バスの中でどう暇つぶししようかな」と熟考してましたが、皆様はどうか勘違いしないでください。他の乗客は全員寝に来ています。

 

途中トイレ休憩を数回はさみますが、初心者の人は絶対に下車しないほうがいいです。恐らく他にもバスが多数止まっているため、バスの色を覚えていても案外戻ってこれなくなる可能性があります。出発地で時間ギリギリまでトイレにこもってた方がマシです。ただバスの中で待機している身からすると結構停車していた気がするのでどうしてもトイレに行きたくなったら早めに決断しましょう。あと休憩地到着のアナウンスは初回のみで2回目以降は薄暗いライトを点灯させると説明されましたが、このライトが就寝中には結構明るくて(具体的にはスマホの画面の明るさの設定を最低にしてまぶしくなくなるくらい)起きてしまうので移動時間いっぱいには睡眠できないかもです。個人差とか慣れの問題ですかね。

 

 

で、なんとか名古屋に到着しました。(厳密には栄です)

なんかのタワー

 

夜行バス旅の留意点でもあるんですが、到着時間が早朝すぎるため店に入ろうとも当然どこも開店してないわけです。僕みたいな初心者は乗り遅れを意識して出発時間ばかり気にしていたので到着して何をしようかあまり考えてなかった;;

 

名古屋といえばモーニング文化!ということでどこかで小倉トーストを食べようと目星をつけてはいたんですが、開店まで相当な時間が。ということで異郷の地をひたすら歩くという朝になりました。それはそれで楽しかったけど。

確か久屋大通公園のオブジェ。結構お気に入り。

 

9時くらいにはそろそろ開店し始めて、ようやく朝食にありつけました。もしモーニング食べたいけどどこにしようか迷っているなら「つばめパン」というお店がおすすめ。本店は尼ヶ崎駅のすぐ近くで、他にもいくつか店舗を構えています。訪れた尼ヶ崎店はアットホームな感じで、店内には書籍が置いてあるほか、テーブルやイスなどは温もりのある雰囲気でとても居心地がよかったです。

 

アイスコーヒーのモーニングです。バタートーストにあずきと生クリームを塗って食べます。ゆで卵もついてます。初めて食べましたがあずきと生クリームとパンの相性はこんなにもいいのか!と驚くこと間違いなしです。名古屋未訪問の方、本場のモーニングを経験できるだけでも名古屋に行く価値アリですよ。ちなみにつばめパンでモーニングを頂くなら別添えがおすすめです。なんせパン屋さんなのでそのままのトーストを最初に味わわないのはもったいないです。小麦の味がしっかりしてとてもおいしいですよ。

 

ただ結構お客さんでいっぱいだったので時間は考えた方がいいかもしれないです。あと上の写真の見た目以上にボリュームがあるというかお腹にたまるかもしれないです。モーニング+アイスクリームも頂いたのですがアイスで超失速してしまいました。

 

尼ヶ崎駅から名古屋城は結構近かったのでそのまま名古屋城に行きました。

(あんま写真上げていいかわかんないけどこれくらいならいいか…)

 

本丸御殿の中を見学できるんですが歴史好きな人とかは見学し終えるのに結構時間かかるんじゃないかなと。中に濃密な歴史的資料ありです。あと次にいくならもっと下調べしていくべきですね。帰って公式HP見たら知り得ていなかったスポットがそこそこあったっぽくて少しだけ損した気分になりました。

 

僕はポケモンファンでもあるので名古屋に来たからにはポケセンゴヤによらない訳には、ということで地下鉄で松坂屋へ。いざ階を上がってみると整理券を配っておりまして。流石に休日を舐めすぎました…結局時間的に入れず店頭の写真だけ撮って帰ることになってしまいました。

 

名古屋に来て初めて気づいたんですけど名古屋ってめちゃくちゃ都会なんですね。名古屋駅が想定より大きすぎて東京が霞むほどで、色々想定外です。東京と大阪の中間に中都市くらい作っとくかくらいのイメージだったので意外でした。

デカい。

謎にアラブとかにありそうな建物。

 

物販に並ばなきゃいけなかったため相当早くAichi Sky Expoに行きました(実際は対して並ばず。たまたますいてる時間帯だったかも)。ただAichi Sky Expoに用がある場合はかなり余裕をもって出発した方がいいです。名古屋駅が大きくてごちゃごちゃしているのでどこへ向かえばいいのか分かりずらいし、JR線、名鉄近鉄とかに分かれていて紛らわしい、名鉄名古屋駅に入ったはいいけど切符も買わなきゃいけない(Suicaは使えるか分かりませんでした)し、改札を抜けても同じホームに別方面の電車が到着するので間違えやすい、そもそもAichi Sky Expo方面の電車が少ないなどなど。特に別方面の電車が来るのは電光掲示板を見ても怪しい(特急、準急とかのワードで惑わされます)。実際はAichi Sky Expoへは890円区間の切符を買い、「中部国際空港行き」の電車に乗ればOK。他にもあるかもですがこれが確実です。緑の列で待つように指示が出てますが緑の列用の電車でも違う方面へ向かう電車が来ます。(何を言ってるか分からねえと思うだろうが)とにかく890円の切符、空港行きの電車、これで大丈夫です。

 

駅についてからは迷いようがないというか案内だらけだし近いしで問題なし。金村美玖の誕生日ということで経路にはたくさんのポスターやらなんやらが。その財力はどこからくるんだろう。

 

前述の通り物販が空いていて予想以上に時間が余りましたが施設内のフードコート的な場所は満席で有り余る時間を本来夜行バスで見るつもりだった映画で潰しました。

結構綺麗な施設です(写真は無いですが中も)

 

初めての全国ツアーの端的な感想。

かとしの影ナレ面白い。My fans→誰飛べ→キツネの序盤ブースト大好き。というか選曲が好みすぎる。ダンストラック多いね(僕はウェルカム)。小坂(ほぼ)完全復活。特に恋した魚は空を飛ぶはすごい。ゴーフルと君で若干どよめくの流石3期生。新曲発表からの初披露は鳥肌モノ。斎藤京子おめでとう。アンコールめっちゃカウントダウンライブっぽくないかい(好きだけどね)?ひらがなからのファンじゃないけど車輪をまた歌って;;

 

とこんな感じ。だいぶ割愛してます。あとAブロックでテンション上がってたんですけど思ってたよりメインステージ遠いな!!ってなったし花道も近くはないし想像の神席だ!ではなかったですね。まあそこそこは近いので満足ですが。音は爆音で聞こえましたけどもね。

 

帰りはミューライナーなるもので帰りました。行きと多分全く同じ経路をたどりますが、名古屋到着がかなり早いし絶対座れるし、360円加算するだけということで乗ってしまいました。帰り激混みで立ちっぱなしの電車を予想していたので迷わず買ってしまいましたが実際普通の名鉄線の方は対して混んでおらず(席は埋まってるけど立っている分にはぎゅうぎゅうではないくらい)肩透かしを食らいましたが、快適だったのでOK牧場です。

 

名古屋駅に帰ってきて時間もそこそこ余っていたので何かしらの名古屋飯なるものを食べたい!となってきし麺を食べることに。名古屋駅は分かりずらいので店に入るまでものすごい時間がかかってしまいましたが一番街的なところで無事きし麺を頂けました(Google mapが果てしなくわかりずらかったせい)。

冷たい肉きし麺が気分とマッチしていて最高でした。

 

今思えば時間もまだあったしお土産で手羽先でも買えばよかったなあと反省。ひつまぶしとかも食べたいしまた行きたい気持ちが募るばかり。

 

ここで気づくんですが僕出発した日の夕方から翌日の10日の夜まで一度も歯磨きしてないしこのままいくと明日の昼前くらいまで磨けないんですよ。お風呂もそうですけど。流石にどうにかしたくなって、コンビニで歯磨きと水を買ったはいいものの磨いてどうやってうがいしようか。考えた結果水で体内に流し込む他無くなりました。寿命が縮む感じがしました。他の夜行バス利用者はどうやって歯磨きしてるんだろうか。

 

帰りの夜行バスは鍜治橋のような大きな乗り場でなく普通のバス停っぽい感じ。人が群がっているので大体わかるし前の便が到着していたのでここで大丈夫なんだと安心しました。

 

帰京してから早朝、ひとけのない東京駅を十分に堪能しまして、出発日には長蛇で食べられなかった六厘舎のつけ麺を頂きました。食後に皇居周辺をぶらぶらと散策してから帰宅いたしました。

早朝の東京駅。

六厘舎の生七味つけ麺。朝バージョンらしい。とてもおいしかった。

 

反省点といえば夜行バスの過剰なる暇潰しへの執着、下調べの足りなさ。特に交通手段をもう少し調べとくべきでしたね。さすればこんなに歩き疲れることもなかった。あと夜行バスなので体がバキバキ状態には陥りますね。知ってた。

 

良いライブを見せてもらったし名古屋の一部でも楽しめたし満足です!ひつまぶしとか飛騨牛とかも食べたかったですがそれはお金持ちになったらのお話ということで。

 

余談

今見たらナナちゃん人形のマスクとツアーTシャツお揃いでかわいい。

ディアルガ VS パルキア VS ダークライを観た感想を語る


こんにちは。再上映3作目のディアルガ VS パルキア VS ダークライを見てきました。個人的にはこの作品が人気上位にくるとは思わなかったので意外でした。

いつもは自分の備忘録を兼ねたブログということでストーリーをそこそこ描写しながら書いていたのですが今回はそのスタイルにすると失速しそうな気がしたのでそこまでストーリーを追わず短めに簡潔に綴ります。

 

私ダイパ世代に片足突っ込んでいる謎の立ち位置なんですが、この映画辺りから当時の記憶があります(見に行ってはないけど)。アニメの方は結構見ていたので懐かしさを覚えました。ただ大好きといえるほどの作品ではないので語りが粗雑になりそう。

 

今回の再上映3作品の中でこれだけ唯一短編映画がないんですよね。3週続けてみると意外とこれがしっくりこないもので、いきなりディアルガパルキアがバトルしているシーンからスタートするとついていけないという。その分本編で厚みを持たせてくれればいいんですけどね。

 

ストーリーはアラモスタウンに向かっているサトシ達がアリスと出会うところから始まります。早速問題点を挙げてしまうと、このアリスの演技力。ポケモンは映画に特別ゲストを呼んでますが、これが毎回謎采配で今回はそれが顕著に表れているというか、普通に見ていても明らかに気になる。これは声優が問題なのではなくて呼んでる制作サイドの問題なんですけどもね。アリスはなかなかストーリーに深くかかわるキャラなのでせめてそこに配役するのはやめて欲しかったというのが正直なところ。

 

アリスがバックのTogetherと共に街紹介をするところなんかは水辺が写されたりとどこかアルトマーレを感じるような。この雰囲気はほとんど生かされませんが。ただこれ以降バトルとダークライとの人情シーンで大部分が構成されるので一応書いておきました。

 

初めて姿を現したダークライは敵っぽい見た目と口調で疎まれたけどだんだんと本当のダークライが見えてくるというストーリーです。あとはディアルガパルキアが喧嘩しているだけ。この映画はラティアスジラーチとは違いバトルの迫力に重きを置いているなあという実感がします。もうちょっとストーリー重視でもいいんですけどね。劇中ではディアルガパルキアが闘う理由は「なんらかの理由で時空のはざまで出会ってしまったから」という一点張りでしかも曖昧。

 

この映画を一言で表すと「ディアルガパルキアが喧嘩してて大迷惑、それをダークライが助けてくれた」という感じ。あとはサトシとヒカリも音盤セットで頑張ってたけど。ストーリーが手薄なのでべロベルト君とグレッグルの流星群跳ね返しくらいしか印象に残っているシーンがない。

 

音楽で争いを鎮めてっていうのは結構好きなんですがそのクライマックスにたどり着くまでサトシとヒカリが基本階段を上るだけというのがちょっと残念。明確に良い点を挙げるとすればモブのレベルが高いことでしょうか。

 

もう少しダークライの悪夢を濃く描写すれば、最初に悪者感を強くしつつもディアルガパルキアの戦いの事前予告の意味も強くできるのになあと感じました。サトシの悪夢はまだしもポケモンたちは浮いているだけでよくわかんないので一部のポケモンの悪夢をクローズアップするとか。他にもアリシアダークライの出会いをもっと細かく作るとか。変わり映えしないバトルシーンが多すぎてもったいないなと感じます。

 

よくこの作品のエンディングが高評価されているのを見ますが、改めてみて「どちらかに振り切ってほしい」と思いました。というのもサラ・ブライトマンが歌っているので当然全詞英語なんですがポケモンキッズにはわからないので下に字幕が出ると。全編英語の時点で大人向けなのは間違いないし、英語の歌を日本語訳したところで本来の良さが伝わるとも思えないので、この曲を採用する時点で字幕を付けない方がよかったんじゃないかなあと。こういう曲って成長して思い出したときにはじめて良さを実感できるものだと思うので。ただこの点は賛否両論ですかね。

 

ということでこの作品は悪目立ちはしないものの特別評価されるかと言われればそうでもないのかなあと考えてます。なのでこれが上位に来たのはなぜなんだろうと不思議に感じるばかりです。再上映という面でみると三部作の一つだけを上映するのは無理があるかもですね。終わり方もなんか続きそう感があるし。一作目だからまだましではありますが。

 

前述した通りやっぱり深入りするところはありませんでした。それでは。

 

ラティオス

 

aya-sas46.hatenablog.com

 

ジラーチ

 

aya-sas46.hatenablog.com

 

七夜の願い星 ジラーチを見た感想を語る

再上映ということで見ない訳にはいかないので見てきました!

知らないところで高騰していた入場者プレゼントも貰えました(ラティオスの時は売って錬金できたらしい、しないけど)。

ネタバレを多分に含むので見てからみてね。この映画はポケモン知らない人にもおすすめできる気がします。

 

まずやっぱり短編映画もやります。ハスボーがかわいい。あと曲に合わせてピカピカ言ってるピカチュウがいつもに増してかわいい。だいたいそうなんですが短編映画ってかわいい以外の感想があんまりないんですよね。まあ前座みたいなもんなんで号泣ストーリーとかだと逆に困るんですけども。ちなみに短編映画中かなりずっとポルカ・オ・ドルカ(とかそのアレンジ)が流れているので大人が見るとくどく感じる可能性あり。

 

ラティオスの時は言及してなかったけどポケモン映画の一番最初に出てくるこのロゴ大好きなんです。

2003年から2012年まで(確か)使われていたんです、また使ってほしいなぁ…

20周年の時のも好きなんですけどね。

 

さてさて本編、に入る前に?本筋には関係しないんですがポケモンを紹介する時に出てくるマントを羽織ったミュウツーがとてもカッコいいのでこれからの人は見逃さないで下さいませ。以後本編。

 

千年彗星を見に来たサトシたちと移動遊園地、という場面設定なんですが、この遊園地のデザインがとても秀逸です。ホエルオー(ホエルコだったかも)の気球やジグザグマのジェットコースターなどなど。この2年後にポケパーク名古屋でこんな感じの遊園地が現実になるんだから当時のポケモンキッズが羨ましい限りです。

 

ジラーチとの最初の出会いは遊園地のマジシャンコンビであるグレート・バトラーとダイアンのショーを見ていた時にマサトがテレパシーで会話したことから始まりまして、のちにマサトがジラーチのパートナーなる存在になる訳ですが、実はバトラーはこの邂逅を待っていたという。振り返るとバトラーの手持ちいかにも悪の組織って感じですよね、キルリアはいいにしてもグラエナボーマンダは正に幹部って感じ。

 

どうでもいいですがダイアンという名を聞くたびにあの顔が出てきてしまうのやめてほしい。ゴイゴイスー!!

 

この映画は「サトシ達と○○」感強めの映画になっています。ラティオスはサトシ達というよりかは「サトシ単体とラティオスラティアス」っぽいので。その点では今回はマサトが頭一つ抜けているとはいえメンバー全員の物語という印象です。で、やっぱりタケシはサポートメンバーとして必要だなあという感想ですね。勿論メインにはなりにくいんですけど。「1000年は星にとっては一瞬かもしれないよ」的なセリフ、いいセリフですよね。

 

さて物語はバトラーがジラーチを狙うという場面へ進みますが、これは子供たちにとっては意外だったかもしれないですね。ポケモン映画は全体的にみても近めの人物の裏切りっていう展開はあんまりない気がする(2010年代の映画の記憶が没落しているので参考にならないかも)。物語としてはジラーチを狙うバトラーと肯定しきれないダイアンで意見が一致しないという少々珍しい展開。コンビでいたら意見が一致している場合が多いんですが。

 

バトラーのグラードン再生実験は一度失敗し、サトシ達はダイアンと共にファウンスへ、ジラーチを返しに向かいます。ジラーチが信頼するサトシ一行の前で真実の目を開きますがここで再びバトラー登場。マサトとジラーチの信頼を利用して真実の目を開かせ彗星から力を得ようとします。アニメ本編の方では信頼を利用して悪事を働くことはさほど多くない(というかロケット団がロボットで突っ込むかさらって気球で逃走が大半)のでアニメを中心に見ていた子供には意外と新鮮に映るかもしれないですね。

 

バトラーのグラードン再生は成功したように見えましたが、実際に復活したのはグラードンぽい怪物(確かメタ・グラードン)。この怪物がファウンスの生命活動を吸収し辺りを枯らしてしまいます。サトシ一行も例外ではなくタケシとハルカも体内に吸収されます。ちなみにこの映画には本物のグラードンは最初にちょっと映っただけで本編に関わることはありません。じゃあなんだんだあのポスターは。

 

微妙に前後しているんですけどこの映画の見どころの一つと言えばやっぱりフライゴンの活躍ですよね。バトラーの実験の制御を奪おうと向かう場面もそうですしあのグラードンから逃げる時も駆けつけてくれます。これはかのリザードンの活躍を彷彿とさせてくれます。劇中で「フライゴン登場」という専用BGMも流れるほどの主役っぷり。ダイアモンド・パールのアニメを見ていた人なら、このBGMか!となるかもしれません。結構頻繁に流れていた印象。

 

ただフライゴンボーマンダの活躍もグラードンを倒すには至らず、ジラーチがバトラーの装置を使ってエネルギーをファウンスに戻す作戦に。紆余曲折ありましたが、最後には思惑通りグラードンを停止させてタケシやハルカも無事に帰還。フルパワーで疲れ果てたジラーチは目を覚ましてから7日目ということでまた1000年の眠りにつき、サトシ達、特にマサトとはお別れ。ハルカ姉弟の母の子守歌をサトシ達が歌い、ジラーチは結晶となりファウンスに沈んでゆくシーン。一緒に歌うマサトが最後には感情を抑えられなくなってゆく演技がなんともリアルで素晴らしいです。で、サトシ達がファウンスを後にする時もジラーチはマサトにだけ声を掛けて、マサトも呼応するというラスト。

 

さてこの映画の見どころ、やっぱり「小さきもの」ですよね!

当時13歳の林明日香さんが歌うこのエンディング。初めて聞いた時は40代とか50代のベテラン歌手が歌っているんだと本当に思いました。触れませんでしたが劇中で幾度か登場する子守歌は小さきもののメロディ。エンディングで歌詞がついて感動が最高潮に達するという具合です。忘れがちですが2番サビの「ふわり 舞い上がれ」の後に流れ星がキラっと流れていくところは必見ですよ。

 

さて映画の全体的な感想。オープニングの方の主題歌がないので特に小さきものの素晴らしさが特段目立ってます。ジラーチの1000年に一度だけの7日間の目覚めという設定も感動を引き立てます。でこの設定が別れの辛さを引き上げているので、タケシの「人間には長い1000年も星にとっては短い1000年」のあのセリフが魅力を増すわけなんですよね。

 

上でジラーチは「サトシ達」感が強いといいましたが、そのためにこの映画では「いつもの冒険の延長」という感じを受けます(旅行メインのラティオスを観た後だからより強く感じているかも)。みんなでいつものようにシチューを食べたり、ハルカの子守歌と共に寝たりと、手作りの冒険(名状しがたいですが)が感じられる映画でもあります。

 

まとめるといつもの冒険の豪華版感が味わえつつもジラーチとの別れの感動、小さきものの素晴らしさを十分に堪能できる映画です!小さきものの劇場の迫力はピカ一なのでぜひ劇場で見てほしいです。特に幼少期に一度見ている大人はもう一度みる価値が大いにあります。

 

ちなみにラティオスの感想

 

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余談

ラティオスの時はそこまで感じなかったんですけどアドバンス・ジェネレーションになってから3Dへの挑戦が伺えますね。これも要所要所で3D、レックウザなんか特にです。あとハルカのポテンシャルの高さを再認識できました。マサトが危ない目にあったときはお姉ちゃんしつつ絶妙に幼い部分を残すやり取りもある。子守歌というか小さきもののメロディを美しく歌ったり声優さんのポテンシャルも含みますが。ちなみに短編映画のエンディングも歌ってます。凄い。ハルカを好きになった人がいればぜひマナフィの映画を見てくださいね。

 

↑かわいい

 

(なんかめっちゃ長くなった気がする)

乃木坂から日向坂へ移行した経緯

僕は2021年辺りから乃木坂工事中を見るようになりました。それまでアイドルに対しては歌唱力もなければつまらない、顔だけが取り柄の人々という固定概念に囚われていたんですが、友人からお勧めされた乃木坂工事中が思いのほか面白くって、で見てみると意外と個性のあるメンバーも多い!そんなわけで乃木坂工事中のおかげでパラダイムシフトが起こりました。

 

ネットに上がっている乃木坂工事中、乃木坂ってどこ?の動画を見まくっていたんですけども、そのころから見計らったように1期生の卒業ラッシュが始まり、スタジオメンバーは3、4期が多くなっていきました。確かにかわいいメンバーは多いですが、どうも1期生の全力感が足りないと感じて。原因を考えると多分初期は知名度が低いから全力で泥臭くという姿勢が必ず必要なんですが、乃木坂みたいに歳月がたって認知されるとブランドで応援してもらえるので番組も全力でやる必要性が落ちる。

 

乃木坂工事中と日向坂で会いましょうは放送時間が近い+ラジオ聴くほどではないけどオードリーが元々好きというのが重なりひなあいを見始めたんですけど、日向坂も乃木坂同様見れば見るほどにメンバーの魅力が発見できました。加えて日向坂には今の乃木坂にはない泥臭さが垣間見えて。上の理由も合わせ、乃木中の優先度が落ち、ひなあいの優先度が上がっていき、当然乃木坂と同じように過去回を貪る日々になりました。

 

で適当に応募した3回目のひな誕祭になぜか当選した(勿論その時はFCではない)のが決定的となり無事日向坂にハマり中でございます。

 

こんなならAKB系しかり坂道系しかり長続きせずにサクッと終わらせるのも一つの手法だなあと考える時もあるんですけどそれを今、日向坂にハマり中の僕に置き換えるとそうじゃないのは明らかなので…ブランド力の必要性についてはアイドルに関わらず難しいですね。

 

次は日向坂の魅力について言語化できればいいなと思います。

彩 ~Aja~を語る

 

両親の影響でかなりのサザン好きの僕なんですが、今回はその中でも一番のお気に入りである彩 ~Aja~を語ります。ちなみに僕にはコード進行とかの音楽の専門的な知識はないんですけどもそういう一般人の視点もあっていいんじゃないかなということで。多分歌詞に着目した感じになりそう。

 

もし聞いたことがなければ一度聞いてみてくださいな。

 

サザンといえば夏というイメージが根強いんじゃないかなと思いますが他の季節の曲もいい曲あるんです。この曲も春っぽい曲ですね。桑田さんの好きな季節は夏じゃなくて春らしいです。

 

歌詞メインで行きたいんですがこの曲のイントロには触れざるを得ないですね。サザンというか桑田さんの曲を聴いていると明るい曲なんだか寂しい曲なんだかわからなくなることがあるんですよねー。この曲もそんな感じ。多分というか絶対明るいイントロなんですけどどこか寂しさを感じるというか。気持ちの問題かな?

 

さて最初の歌詞

或る日雨の間に間に虹を見つけて

そぞろ歩き始めた恋の街角

 

この歌詞でいとも簡単に恋の始まりを表してしまうなんてやっぱりすごい。桑田さんの詞を改めて文字に起こして読み返してみると持ち合わせている桑田さんの文学的センスがまじまじと見えてきていいですね。

 

ただ聴いているとわかる通り失恋ソングなんです。

ひとり季節はずれの海を見つめて

時の過ぎゆくままに募る思い出

 

もう春の夕日に照らされた海岸と佇む自分という情景が浮かんできます。桑田さんは失恋の描写をするのがとても上手で、この曲を通してそれが遺憾なく発揮されていると思います。

 

僕がこの曲が好きな理由の一つに、春の明るく、どこか幻想的な雰囲気があるんですが、サビではそれが顕著な気がします。明るい曲調なんですが歌詞は悲しい失恋、という矛盾が心地いい。韻の踏み方は少し間を開ける、というか直後じゃないんです。繰り返しのフレーズの中で踏むといえばいいんでしょうか(この曲ではI'm alright と Love is alright、二番の同じ部分でもI'm okey と Love is ole、といった具合に)。最近は直後に韻を踏む、どこかラップのような印象を受ける歌詞が多い気がするんですが、少々わざとらしいというかどうしても自然な感じには歌えないと思うんです。少しでも間が空くと「韻踏みに行ったな」感が薄れて自然に聴こえるけど実は技巧が凝らしてあるという目立たない技巧も好きな部分だったりします。

 

一番大事な女性へ「さよなら」をプレゼント

アモーレ 涙で滲む星を指輪に変えて Ah, Ah…

 

このフレーズ、僕が曲中で一番好きな歌詞です。相手を大切に想うからこそ幸せになってほしい、そのためなら「さよなら」も厭わない。その感情を「涙で滲む星を指輪に変えて」と色付けするあたり桑田さんの文学的センスには感服です。

 

桑田さんの曲は失恋ソングが多いせいか主人公が情けない、どこかダサい印象を受けることが多いです。僕がイケてないような奴だからかもしれないですけど、こういう部分がとても親身に映っていいんですよね。とてもいい曲だけど手の届かないほど遠くには感じないような。

 

最後に、この曲は桑田さんの亡きお父様に捧げた曲でもあるんです。だからかはわかりませんがライブでも殆ど歌われることのないレア曲で。なので2019年のツアーで歌ってくれた時はうれしかったですね。ちょうど西日が会場を照らして雰囲気とマッチしていて、とても印象に残ってます。

 

以上です。サザン少しでも興味を持ってもらえたら、そして良い部分を発見してもらえたらうれしいです。

水の都の護神 ラティオスを見た感想を語る

 

ポケモン映画が25周年ということで過去の作品を再上映していたので早速見てきました。この作品は僕としてもかなり好きな作品なので映画館で見られてうれしいです。ちなみにこの記事はネタバレを含むというかネタバレでしか構成されてないので映画館で見てから読んでほしい。

 

再上映でもポケモン映画恒例の短編映画もちゃんとありまして。いきなり本編に突入されると童心を取り戻すのが進行に追いつかないと思うので素晴らしいですね。内容に深入りはしないけどベイビィポケモンの功績を一番に感じるのはこういう短編映画だったりします。

 

さて本編が始まる訳ですが、まずアルトマーレという舞台設定が映画に適してます。綺麗な水の描写や舞台の自由な感じは普段のアニメで描くのは難しいと思うので。異国情緒溢れるこの土地で聞かされるラティオスラティアスの神話が、リアルではないというか絵本のような雰囲気で語られるのもまた好きなポイント。

 

その後にはポケモン映画といえば、のあのオープニングとタイトルが来ます。映画館の音響で改めて聴くと鳥肌モノですね。そしてめざポケへと続くんですがこのアレンジが素晴らしくて僕のtop of めざポケに君臨してます。本来は子供の純粋な思考が主で熱いような曲だけどアレンジによって大人びたオシャレな雰囲気へと変貌。これが水上レースを楽しむサトシやカスミとは少しギャップを感じる部分もあって、ただただ街の雰囲気とはあっていて、この曲以外考えられないです。

 

ポケモン映画において有名なサトシとラティアスが路地裏で戯れるシーンですが、知っている人ほど映画館で見てほしいと強く思います。アルトマーレ特有の迷路のような路地と「謎の少女、再び」の曲の場面を包み込む感じは映画館で見ないと味わいきれない部分があります。路地を360度見渡すシーンを知っている人も多いだろうが映画館で見ると迷宮感が増してダイナミックに映るしサトシの視点により近づけるはずです。

 

場面はラティオス達の庭に移ります。ここでの注目は挿入歌。僕の一番好きなところでもありますね。ラティアスとサトシがブランコで戯れる場面で「Secret Garden」が流れるんですが、これがポケモン映画史上で見ても屈指の名曲で、爽やかな雰囲気と相まって場面を引きたてます。これこそが映画館で見てほしい一番の理由かも。

 

ラティオスが捕らえられてラティアスと共に救出に向かう場面で流れる「Going to Latios」もやっぱり名曲。確かシンオウリーグにて使われたりもした曲としても有名かも。水上ライドの爽快感と夜明け前に悪党へ立ち向かう緊張感を融合させたような曲で、かつ復元したプテラカブトプスとの戦闘を引きだたせるのにも一役買っています。

 

(救出する場面は割愛して)救出してラティオスがアルトマーレを護った後のシーンではいのちのしずくになる直前にラティアスと夢写しをします。ここで夢写しをもってくる展開がとても好きです。身を挺したラティオスがいのちのしずくへと変化して永遠になるシーンとして夢写しの夢幻感は筆舌に尽くしがたい(ので映画館で見て)。

 

最後にサトシ達がアルトマーレを後にする直前にラティアスかカノンかにサトシがキスされる場面はあえてあまり言及しません(カノンが個人的に好みなので)。ただ制作サイドから明言せずに一応ぼかしてほしかったなあというのが私の意見ですが。

 

この作品はよく雰囲気だけの作品と言われますが、映画なんて意外とそんなものなんじゃないかなあと思ったりもします。ストーリーが刺さるか刺さらないかは個人差があるし雰囲気に重きを置きすぎるくらいなこの作品は独自の長所を持っていて好きなんです。

 

まとめてしまうとアルトマーレやラティオスラティアスとサトシの戯れの雰囲気、名曲揃いの挿入歌やBGMでとりあえず満足感はあるので是非見てくださいなということです。

↑相当好き

余談

ちょっと前にこの映画がテレビで再放送されていた時にも思ったんですけどよくこれが許可下りるなあと今でも少し感じたり。リオンが古代装置で水を操作しているところとかザンナーが汚れたいのちのしずくに触れた後の巨大な波は津波そのものだし(被災していないので映像からの推測ですが)大丈夫なんだろうか。ただよく考えれば巨大な波にラティオスが打ち勝つというシナリオだしむしろ良い効果を持っているのかもしれない。

陰キャだけど青学に行きたいと思っている君へ

 

高校では底辺で陰キャだけど青学に行ったら人生変わるんじゃね?みたいな謎の展望をお持ちの方へ。同じような考えだった僕から実際の体験をお伝えする。勉強は頑張ってください

 

↑とある青山キャンパス内

 

まず、高校で陰キャしているような人は今までに友達を作ろうと話しかけた経験がない、もしくは話しかけたけど失敗してトラウマになっていると思う。そんな奴が青学に入ったとていきなり陽キャでウハウハなんてのは無理な話。僕がそうだった。なので青学に入る際には「大学生活を孤独に過ごす」という覚悟が必要。僕の場合は奇跡的にそうはならなかったけど。

 

入学式の日辺りでは「俺陽キャになったかも」という体験をするかもしれませんがすべて幻想。陽キャ達は入学してから無差別に話しかけているだけであってその関係は長く続かない。入学式当日に自己紹介をしあった男子2人組は「ちょっとあそこの女子と話してくるわ」という謎のメッセージを残して消息不明になった。

 

ということで君は陽キャに大変身とはいかないと推測される。結局陰キャのまましばらくは惨めに過ごすことになる。特に地獄なのは語学の授業。会話が必須であり必然的にペアワークの流れになり、周りは数多の陽キャ達で僕の声は届きゃしない。なので頑張って声を張り上げよう。(語学の授業は入学前に言語選択するので友達と合わせるとかはできない)

 

青学に行きたい人の中には「美女を眺めたい」というミスコン審査員のような人もいると思う(もちろんお近づきになれるなんて考えないでほしい)。女友達を作れないのは当然として男友達も作れないとなると悲惨なことになる。孤独になる覚悟とは言ったが複数人でプレゼンするようなのがどの学部にも必修の授業内であるはず。なので孤独なのにコミュニケーションは必須という矛盾に苦悩することになるであろう。その苦悩は果たして美女眺めと見合っているのか、よく考えてほしい。

 

青学に入りたい陰キャの欲望は大方「陽キャになりたい」か「美女とお近づきになりたい」なので簡潔に答えると、青学は入ると勝手に陽キャになる”陽キャガリバートンネル”ではないし、陰キャに近づいてくる美女などそうそういない(眺める程度はご勝手に)。

 

念のため青学のアピールをすると、君の願望次第でいくらでもキャラ変はできる。勝手に変化しないだけで生半可ではない”変わりたい願望”があれば環境は揃っている。あと万が一キャラ変に失敗したとしても青学っぽくない男子は意外に多い。君に話しかける勇気さえあれば独りにはならないんじゃないかな。逆に青学っぽくない女子は殆ど見たことがないけど。

 

今までの避けて通れないコミュニケーションにおいて僕が拒否されたことは表面上無かった。別に大学生として生き永らえない訳じゃない。ただ君が想像している青学生活にいきなり突入できるとは思わない。入学してすぐの変化を求めるより2年次以降に期待すべきだ。それまでの変化過程において周囲とのギャップに耐えられるかというところがカギになる。

 

結論:陰キャが青学生になってもなんとかなるけどそれなりの忍耐とか努力とかが必要。軌道に乗らせるためには自分の変わりたい願望の強さが一番大切。

 

 

こういうのもできる(僕じゃない)